病気の有無

ガンについてもこれまで何度も臨床試験をしています。

父親への献身的な看護は80歳で亡くなるまで続き、終末期は自宅でつきっきりで看取りました。
「両親の元で24時間体制で介護をしていると、当然仕事もできませんし、社会とのかかわりを絶たれたような気がして、孤独感と焦り、不安がどんどん大きくなっていきます」
と、浩子さん。大きなプレッシャーに押しつぶされそうになっていた浩子さんにとって、父親の死は深い悲しみと同時に、とことんやり尽くしたという充足感、そしてプレッシャーからの解放感をもたらしました。親の介護の負担が軽くなると、そのように不眠が解消され、電話の音におびえることもなくなり、対人恐怖の症状も消えていました。
当時を振り返って、浩子さんはこう語ります。ひどい時期を乗り越えるのにHRTはとても役にたったと思います。
一番大変な時期に心身ともに大きなパワーが出たのはHRTの力だと実感しました。今は朝起きたときに手の関節がこわばるとか目が乾燥するとかそれなりに更年期の症状があるのですが、とくに生活に大きな支障がないかぎりはHRTは使わず、自然に任せていいかなと思ってます。ただ、今後またなにかあったときには迷わずHRTの力を借りようと思ってま現在は母親も一人暮らしに慣れ、浩子さん自身の体調もよく、夜はぐっすり眠り、朝は4時には起きて仕事を始められる爽快な目覚めの毎日を暮らしています。「人によっては更年期をなにごともなくスッと過ごしてしまう人もいるでしょう。私がもしそうだったら、今のような静かで満ち足りた生活はできてなかったかもしれない」
そう切り出して、更年期の嵐は改めて素の自分を見つめなおすいい機会となったと、浩子さんは打ち明けます。
刺激が少ない矯正治療の流れ

「親の介護と仕事の両立という現実的に自分にふりかかっていることがあまりにも重く、とてもそれまでのようにだれに対してもいい顔をしていられなくなりました。八方美人ではいられなくなったとき、初めていままでは両親に対してだけでなく、だれに対しても無理をしていい子をやっていたことに気づいたんです」
いってみればどうでもいい人に、どうでもいい話をされて、内心いやだなと思っても顔ではニコニコ。
もうそんなことにエネルギーを使ってまで、いい子でいるのはばかげていると思うようになったのです。
若いころはろくでもない仕事もたくさんやってきた。ただ若いころはろくでもないとは気づかないんですけどね。
でも、まもなく80歳になる母親をみていると、年をとると白内障になってものがちゃんと見えなくなる足腰も動けなくなる。それを考えると本当に時間がないと思う。だからもうろくでもないこと、どうでもいい人と、しょうがないからといってお付き合いはしたくないと思う。そして、逆に好きなこと、好きな人を本当に大事にしたい。そうしたことが更年期を通過してはっきりしてきたんです
かけがえのない人とそうではないどうでもいい人をふるいにかけて、すっきりさせてしまった浩子さんがその後手にした生活とは。
50歳を過ぎて、私は自分の仕事の中で充実感をますます持てるようになっているし、それ以上に楽しいことってそんなにないように思っているんです
更年期のつらい体験を通過して、これまでやってきたことをやめて新たな挑戦を始める人もいれば、これまでの生活の中の無駄を徹底して削ぎ落とし、長年続けてきたものの中から好きなものにさらに磨きをかけることをめざす人もいずれにしても、これまでの人生を振り返って、素の自分を見つめなおすことから新たな自分の生活を立て直している点で共通しているのではないでしょうか。

薬はない!

  • 病気である
  • 認知症であるかを鑑別するために使われるものです。
  • 老化にともな百歳を超えて生きる


生活習慣を積み重ねていけば


細胞の新陳代謝が滞

で紹介した体験や症例から生まれた更年期を乗り切る知恵、

楽にする秘訣の症状が一向に改善されない更年期ウツ症状ののひとつと考えましょう軽い抑ウツ症状を持つ人の中には、頭が痛いとか頭が重い首筋がはる肩が凝るといった頭や頭に近いところに症状を訴える人が多いといいます。これは「人は心の内の苦しさを身体で表現すること」
が少なくないからで、「心を壊さないために自分の心が発しているサインである」というのです。
もし、風邪薬や解熱剤を使ってもいっまでも頭痛や首筋のこりがとれず、といった症状が続いていたら、ウツ状態を疑ってみてください。
身体がだるい、やる気が起きない神科へと言われ大ショック。
よくある話だと事前に知っておけば少し精神科や精神科の薬に対する偏見や認識不足は思った以上に根強いと知らされたのは、材にかぎりません。
今回の須藤さんの取ウツ病は7人に1人が生涯に一度は発症するとされるほど頻度の高い精神疾患で、くらい日常的なもの。精神科は決してとくべつな人だけが行くところではありません心の風邪
といわれるまた、更年期症状を訴えて婦人科を受診する患者さんの中で、なんらかの精神症状を持ち、治療に睡眠剤も含め精神科の薬を必要とする人は6070%を占めるといいます。
つまり更年期のさまざまな症状は精神的なストレスが原因となっているケースも多く、そのため医療の現場ではHRT同様、抗ウツ剤その他精神科の薬が重要な役割を果しています。ただ、更年期のウツはどこで診てもらうかですが、まずは内科か婦人科更年期外来、もしくは心療内科を受診するのがいいでしょう。
医師との信頼関係をうまく築けなければを変える。
これしかありま医師との信頼関係を結ぶのは治療の原点であることは言うまでもありません。須藤さんの例でいうとかかりつけの内科医は、須藤さんがウツ状態にあると診断していたのは、「婦人科より精神科へ行きなさい」と勧めたことからもわかります。
かならずしも診断は間違っていなかったにもかかわらず、患者さんが受け入れられなかったのは、明らかに説明不足。
ホルモンが分泌されるということです

認知症だった患者さん

しかも、ここでは医師は精神科に対する社会の根強い偏見を配慮したうえでの、注意深い説明が必要だったのではないでしょうか。言い方を間違えると症状を悪化させてしまうことを、医療者側はよく認識してほしいものです。な説明だけが、これが普通の医師の対応と心得ておきましょう更年期障害の患者さんはさまざまな心身の不調を訴えます。そのほとんどが検査で異常が見つからない自律神経失調症とよばれるもの。その原因もひととおりではないので、心身両面からの総合医療的なアプローチが不可欠だと、更年期医療で名の通った病院の医師たちが知らないはずはありません。しかし、現在は理想と現実には大きな開きがあって、本来あるべき更年期の医療を実行しているところは本当にわずか。一方的な説明とHRTの投薬ですましてしまう医師のほうが圧倒的に多いと心得ているのが賢明です。
根気よく良い医師を捜すなど、自分で情報を集め(その気になって書店や図書館をのぞくと更年期関係の本はたくさんみつかるはずです)、賢く対応して自衛するしかありません|年のウツ症状とのきればしめたもの「更年期症状とはどんなものか知っているつもりでも、いざ自分がそうなったときになかなか認めたくないものなのよね、という患者さんの打ち明け話は少なくありません自分に起きた現実をまず受け入れることから、治療は始まります。
あのな司に気持ちを訴えておけば良かった」
と售しないように更年期の精神症状がひどくなるのは、きまじめでがんばり屋さんが多い。とくに独身でがんばってきた女性はついなんでもひとりで背負い込みがちです。


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薬も使用します。

それだけにそのタイプの人は、職場の問題や不満はストレスが大きくならないうちに早めに上司に相談するのが、更年期障害から身を守る秘訣かもしれません他人の助けを借りながら楽に生きる生き方を身につけることも必要ではなまた、独身女性は更年期を機に、いでしょうか出できない、逃げるようにして帰宅な更期ウツ症状のひとつ抑ウツ状態になると、前のページで紹介したように趣味や遊びに興味がなくなるほかに、デパートやスーパーなど人込みの中へ行けないといった、いつもの自分には考えられないようなさまざまな症状が現れます。須藤さんのように社交的で気配りの人が、外出がおっくうになったらウツ症状の可能性は大です。
で自分の現在の状況を打ち明けを求める。
自力回復賢明なウツ状態にあるときは人との接触を拒絶して孤独感を強めているものですが、裏を返せば心の内では「だれも私を心配してくれない」とひとり悩んでいるのです。しかも、独身女性の場合は家庭の主婦と違って、親身になって病気を心配してくれる人が身近にいないケースが多いのも、つらさを増幅しがちです。更年期の精神症状は投薬だけでは回復は望めません。誰かに話を聞いてもらうことが不可欠ただ、「ひとりでがんばってきた独身女性ほど、心のうちを他人には語りたがらない。
素の自分を見せたがらない」と医師は指摘します。これが症状を重くする原因にもなっています。須藤さんの場合は手紙でしたが電話で友人·知人に話を聞いてもらったり、カウンセラーや更年期の電話相談窓口に助けを求めるなど、とにかくだれかに話しを聞いてもらうことが大切です。
また、うち明けられた側は、共感を持って受け止めます。たとえ訴えが間違っていると感じたとしても、あるいはもっとこうしたほうがいいのにと思ったとしても、ただ共感あるのみ。まちがいの指摘は症状を悪化させることはあっても、回復の足しにはなりません。
PAのためになにかしたいという気持ち。
更年翌降のいい人生の形のひとつ更年期は心身ともに変わり目の時期にあるだけに、いいのかを考えさせられるもの。

ガンについてもこれまで何度も臨床試験をしています。


治療に向かない前のページで詳しく話します

自分とは何者か、後半の人生、どう生きていったらそんなときのひとつのキーワードとなるのが、ケア役割ではないでしょうか。これまでの人生で得た知恵を、地域のお年寄りや子どもたちのために役立てることによって、さらに心豊かな人生が開かれます。
なくなるな更年期ウツウツ病をどう診断するか、米国精神医学会の診断基準は9項目からなっていますが、そのひとつに「ほとんど毎日の不眠または睡眠過多」があります。これまで私が取材した更年期の精神症状を体験した8$9割の人たちが、不眠を訴えていました。睡眠剤を処方されただけで不眠が解消しないときは、専門家に話を聞いてもらうなり、理解ある友人に心を打ち明けるなり、心を軽くすることも心がけましょう。

を十分聞いてもらうのは年期を改善するなによりの更年期の症状は閉経そのものからくるもの以外に、ライフストレスもあれば、自分の病状のつらさをわかってもらえない不満もあるという具合に、訴えが入り組んでいるものです。それだけに、更年期外来の初診では時間をとって、患者さんの話に耳を傾けなければ正しい診断は望めません。こうした初診の対応が、よい医師かどうかの決め手です。
ただし、再診でも引き続きじっくり話を聞いてもらうというのは、自費診療のドクターは別として、現在の健康保険制度ではちょっと無理。医師にかぎらず、家族や友人を積極的に活用しましょう。
ができないから病気になってしまうともいえるのですが……。
といっても、それよくなるまでなにも考えずに休みなさい。
更年期のウツ状態のときの大鉄則ウツ状態とは休養したいという心のメッセージです。
のがいちばんの薬です。