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ガンへ移行します。

ホルモンと女性

身体だけではありません。心についてもポスト更年期への備えは必要です。たとえば、あなたが現在53歳だとします。20才で成人式を迎えてから33年が過ぎ、もし平均寿命を全うする後半の人生がちょうど始まったばかりです。
としたら、今はちょうど成人期の折り返し地点。
人生が待っているのでしょう。
この先、どんなもちろん、若いときのエネルギーはすでにありません。寝る間も惜しんで遊び、仕事をした活力あふれる日々はもう戻りません。寂しさがないといえば嘘になります。また、将来を考えると、ガンやアルツハイマなど病気の心配だってあります。脳卒中で半身不随になる可能性もゼロではありません。しかし、若さを失ったことを嘆き、病気や訪れるかもしれない不幸を心配しながら、喜びや活力もなく暮らすには33年は長すぎます。
すでに失ったものを数えあげる時間があったら、今手にしている能力、将来伸ばしていける才能を数ぇて新しい生き甲斐を見いだし、その準備を始めるべきでしょう更年期の私たちには若さの代わりに豊かな経験があります。物覚えが悪くなった代わりに物事を分別する力が備わっているのです。いまや、更年期のあとにある人生は単なる余生ではすでになく、もうひとつの花開く人生なにか新しいことを始めるのに十分な時間があります。しかも、うれしいことは前半生と違って、結婚や子育て、家族の世話、会社の出世競争といった社会的な義務や責任が格段に軽減されているのです。
ガンへ移行します。
ガンも防げます。

  • 健康被害はさらに深刻です。
  • 神経が生
  • ホルモンのはたらきによるものです。

ストレスを感じたときに食べたり飲んだりするという

自由にいかようにも自分らしくあつらえられるのがポスト更年期の人生なのです。ここに登場してくださった体験者の方々のほとんどは、更年期のあとの人生をどう生きていくか答えをみつけていました。ある人はいままで最優先させていた職場を捨てました。また、大切だと思っていた広い人間関係を整理し、大切な仕事により集中できるような環境づくりを始めた人もいました。まさに、朝に大切だったものが午後にはそれほどでもないと気づいた結果でしょうか。また、更年期にキャリアを捨て、専業主婦になる選択などは人生80年時代だからこそ、独身女性の選択肢として大いにあっていいと思えます。症例でご紹介した何人かの嬉しい後日談をご紹介しましょう。前のページのピアニストの石田恭子さんは、現在ソシャルダンスとアルゼンチンタンゴにはまって、アマチュアの世界チャンピオンを目指して特訓中です。病院通いやカウンセリングにかかっていた費用が、そっくりダンスのレッスン費に移行し、経済効果は100%とか前のページの田口早苗さんは取材当時、出口の見えない状況で、とても気がかりだった方です。
その後、早苗さんは別の婦人科を訪ね、そこで会った医師との相性がよかったこと、処方された精神科の薬の効果もあって症状が改善。さらに医師のアドバイスで会社の社長に現状を訴えたところ、社長自身が男性更年期の真っ只思いがけず早苗さんの病状に深い理解を示して、2週間の休暇をとることができました。超がつく激務から解放されて休養を得られたのもさることながら、上司に理解してもらえたことが早苗さんにとっては大きな癒しになったようです。同じ前のページに登場した小学校教師の本橋小夜子さんは、学校を退職したあと、数カ月後再び学校に勤務するとになったと報告がありました。とはいっても「今までとは全く異なる身分と仕事内容」です。適度な刺激と緊張感を感じながらの仕事。「現在の選択は良かったと思う毎日です。自分のために使う時間を持てる喜びをしみじみと感じています」と手紙に綴られていましたポスト更年期の人生の設計図を書くために、大きな知恵をかしてくれる本があります。米国のジャーナリスト、ゲイル·シーヒィの著書『ニュー·パッセージ新たなる航路』徳間書店です。シーヒィは初めて更年期と正面から取り組んだ書として知られる『沈黙の季節』の著者としてよく知られています。

ガンも防げます。

医学書から学ぼう

ニュー·パッセージでシーヒィは、45才からの心の発達のステージについて考察するため、7年の歳月をかけて、国勢調査局と共同調査を行いました。その間に500人の男女へインタビューし、7880人の男女を対象に調査を試みています。
同書には更年期女性だけでなく、45才以降の男女を問わず人間の生き方のヒントがぎっしり詰まっています。ぜひ、ご一読をお勧めします。ただ、現在は版元に在庫がないようなので、図書館をご利用ください。
シーヒィは中年期について、次のような示唆に富んだ助言をしています。
『第二成人期』(シーヒィは40代半ばからの人生をこう名付けた)への移行期間と取り組む年齢には、男も女もかなりのばらつきがある。もし、標準があるとするなら、45歳は若さの晩年を意味し、50歳は『第11成人期』の青春の始まりである。
中略『小さな死』は必要な冬なのだ。そこで休息し、強くなり、栄養をとりこれから来る長い成長の季節に備えるのだ。実際には、永遠に続く春のように見えていたわたしたちの若い成人期の終わりが見えてきたときこそが、わたしたち自身を作り直すチャンスなのである。
「心理学的には、新しい自我が生まれる前には何かが死ななければならない」といいます。一定のキャパシティの中で新しい何かを得るためには、手持ちのものを捨てなければならないのは当然でしょう。
治療を受けておく

細胞が毎日少しずつ骨を溶かしている。

女性の更年期はいわば死と再生を体験する時期だと考えるなら、人生の中でもただならぬとき。あせらず、ゆっ休み休み事を進めるにかぎります。そして、「更年期をなにごともなく過ぎてしまう人もいるのに、なぜ私ばかりがこんなにつらい思いをしなければならないの」と嘆いているとしたら、こう考え直してみてください。
更年期はつらい分だけ、あるいは失うものが多いほど、より新しくより豊かで充実したポスト更年期が約束されているのだとでは、ポスト更年期の人生、より豊かで充実したものにするためにはどうしたらいいのでしょう。シーヒィが考える、第二成人期でもっとも成功する人たちとして、同書の訳者の田口佐記子さんが、まえがきで簡潔に記しているので、ご紹介しましょう。

  • 人と競争したり人を喜ばせるだけに生きるのを、もうやめた人
  • それをしていると時間のたつのを忘れてしまうことを見つけた人
  • 家族、友人、他人と意欲的に連帯しようとする人つでもよいから何かを社会に還元しようとする人ポスト更年期、まだ先の展望が見えないというあなた、まずは自分のために使う時間を持てる喜びを大切に、夢中になれるものを見つけることから始めましょうか。
    今まさに更年期の川を渡りつつある人、岸辺に立ち尽くしている人、川が視野に入ってきた人。そうした女性たちにとって、本書が更年期の川を渡る際、「渡りに船を得たるがごとく」お役にたてれば、こんなうれしいことはありません。

    メタボ世代がかかりやすい病気

    からだの部位別に病気を分類し、それぞれの病気の症状や原因、検査法、治療法などを解説します。
    検査結果で疑われる病気があったら、その病気について知っておきましょう。

    高血圧

    いま医療機関で治療を受けている人のなかで、いちばん多い病気が高血圧で、で70%を占めています。

    薬野菜を買うこともできます。

    女性は各年代で男性より約10%少なくなっています。
    患者数は約750万人と推定されています。
    その割合は、男性は40代で40%、50代で50%、60代で60%、70才以上高血圧は脂質異常症高脂血症とともにサイレントキラーといわれます。どちらもほとんど症状はなく、腎不全などの重大な病気を起こして死に至る恐れがあるからです。音もなく忍び寄る殺し屋というわけです。
    知らないうちに脳や心臓、腎臓などの血管が障害され、やがては脳卒中や心筋梗塞日本人の死因の第1位はがんで約30%、因の一つが高血圧なのです。
    第2位と第3位は心臓病と脳卒中で、合計すると30%を超えます。

    つまり、日本人の3人に1人は心臓病や脳卒中で亡くなっているわけですが、その重要な原症状·原因.二次性高血圧
    本態性高血圧
    高血圧には、態性高血圧は、他の病気が原因で起こる年齢とともに血管の弾力が失われたり、と、汚れがたまって血管が狭くなったりするなど、はっきりした原因がわからないのに、中高年になって始まるとがあります。
    高血圧患者のほとんどが後者です。
    本老化現象が要因になっていると考えられます。
    血圧は絶えず変動しており、一般に、寝ているときには低く、起きて活動していると上昇します。早朝は低く夕方になると高くなりますが、もし朝起きたときの血圧が高かったら、動脈硬化が進んでいる可能性が高いので要注意です。また、気温の高い季節は低めになり、寒い季節は高くなりがちで、冷たい刺激は血圧を上昇させます。
    病気で予後不良

    症状が主体の急性期によく使わ
    症状が主体の急性期によく使わ

    健康を守ってくれています。

    血圧は精神的な影響を受けやすく、怒ったり興奮するなど精神的緊張が高まると上昇し、リラックスしていると下降します。医療機関で血圧を測ると、緊張してふだんより血圧が高くなることがあり、白衣性高血圧と呼ばれます。
    また、本態性高血圧は素因が関係していて、約70%に遺伝関係が認められます。両親に高血圧の人がいたら、30代から血圧に注意をはらうようにしたいものです。
    初期の高血圧はほとんど症状がありません。進行すると、頭痛、めまい、動悸などの出る人もありますが、出ない人も多いため、症状に頼るのでなく、こまめな血圧測定で発見に努めることが大切です。検査·診断.血圧の検査は単に血圧を測定するだけでなく、関連のある病気について調べる検査が行われます。二次性高血圧が疑われるときは、その原因となる、腎臓病糸球体腎炎、腎盂腎炎などや木ルモンの病気(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)を調べるために、血液や尿の検査が必要です。また、高血圧のために起こる動脈硬化の進行度を知るため、胸部X線検査、眼底検査、心電図検査、頭部CT検査などの検査も行われます。
    血圧は変動しやすいため、1日に時間を決めて、2~31回測った結果によって診断されます。収縮期血圧140mmHg、または拡張期血圧90mmHgを超えると高血圧と診断されます。
    高血圧学会が示しているコントロールの目標値は、65才以上の高齢者は14090mmHg、64才以下の人は135/85mmHgです。治療が必要とされるの数値は、ほかのさまざまな条件によって違ってきますが、収縮期血圧が160mmHg以上、拡張期血圧95mmHg以上が目安になっています。

    治療

    高血圧であることがわかっても、よほど血圧が高い場合をのぞいて、すぐ降圧薬を投与することはありません。まずは生活指導を行います。塩分を減らす、太りすぎを解消する、不摂生や過労を避け睡眠と休養を十分にとる、ストレスをためない、運動不足を解消するなどです。そうした生活改善をしても、あるいはできなくて、まだ血圧がt分に下がらないときに、はじめて降圧薬を投与することになります。

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    細胞にダメージを与えるのでしょうか。

    病気で予後不良

    が、もともとメイクアップの専門家。「技術屋なので食いっぱぐれがないと思っていた」ようです。
    私が南田さんにお会いしたのは退職して1年あまりたったころ。会社をやめて大きく変わったことはありますか、と尋ねると即座に「みんなから顔が変わったといわれますよ。以前はよく主人に『また眉間に皺を寄せて』といわれてたのがすっかりふっくら穏やかな顔になったようですよ」
    と答えが返ってきました。ウツ的な症状の中で不眠が完全によくなっていないものの、した。一時途絶えていた友人たちとの飲み歩きも復活しています。
    他はすっかり消えま退職後の生活についてサラリーマンはみんなそうだと思うけれど、朝起きると習性のように会社に足が向いてしまう。恐ろしいもので。それがなくなるのに半年かかりました。とにかくやめて、24時間を、1週間を、1か月を全部自分の都合で決められる幸せをしみじみ思います。
    母親に対しても『私、○日から△日まであいているからそっちへ行けるわ』と存分に親孝行ができる。実家へ帰っても日曜日にあわてて帰京しなくてもいいのが幸せです。それ以外にも、南田さんはいままで味わったことがなかった幸せをいくつも味わうことに。たとえば会社をやめてまもなく夫がたまたま怪我をして入院。それ自体は不幸でしたが、何十年も入院などしたことがなかった夫の2週間ほどの入院中、毎日病院へ通いました。存分に看病できる幸せ。当然、夫も喜びました。
    結婚した当初から忙しく仕事をしていた南田さんは、夫に満足にいってらっしゃいと送り出し、おかえりなさいと迎えたことはほとんどありません。仕事をやめて、家にいる時間が多くなると、食事もせっせと作るように。自然と夫も早く帰宅するようになり、2人で家で食事をとったり、ときには外食をしたり。遊びにでかける機会も増えていきました。
    現在はメークアップアーチストとしてフリーランスで仕事をするほか、美容学校でも教え、月の半分程度仕事を入れ、残りの時間はフリー。少し時間ができると、さっと電車に乗って旅行へも出掛けます。夫とゴルフへでかける回数も増えました。楽しみながら余裕を持って生きる生活は、これまで考えられませんでしたもちろん仕事への意欲も十分。

    うつの初期段階だとも言えるでしょう。
    症状のないことが多く

    • 症状といえます。
    • 薬の効果があらわれている証である
    • 症状にあるとき

    認知症に前頭葉

    南田さんがこれからも進歩していけると思えるのはどんなことでしょうと尋ねるとやっぱり美容のことですね。最近は年配の方でもきれいな人が増えている。50、60代の方はまだまだ若くてみんなおしゃれや美しくなることには関心があって、教えて、教えてと聞きにきてくださる。雑誌は残念ながら若い女性が対象のものばかり。私もたとえばリフォームのことについて建築家に教えてもらいたいことがあるように、私もみんなに伝えられること、役にたつことがあるのではないかしら。自分の知識や持っている技術で世の中に還元できることがあるのではないかと思っています。われわれ団塊世代はこれまでも流行をリードしてきたという自負がありますが、これからも我々の世代やそれより上の方たちのお役にたちたい。こうす。ればきれいになりますよとか、ここを押さえておけばいいというポイント、口紅の色などなど。自分のライフワークをみつけたと思ってます。私はこの仕事が嫌いじゃないからずっと続けていくでしょうし、喜んでもらえて、それがまた嬉しい、励みにもなります。70代の人でさえおしゃれに十分関心があるのですから、60代の方たちだってまだまだ可能性がいっぱいですもの。そのお手伝いをしたいですね
    と答えて、こう付け加えました。

    「あと、30年くらいは大丈夫じゃないですか、オイルを入れ換えましたから」

    で紹介した経験や症例から生まれた更年期を乗り切る知恵、

    楽にする秘訣い人から更年期じゃないですかと感情的に言われる。
    心得ておきましょう若い人にとって更年期ってどんなイメージかと尋ねてみると、「なんだかよくわからないけれど、調子が悪くなるもの」だったり、「元気だった人が急に具合が悪くなるもの」だったり。ちょっとつかみどころのないものといった答えが返ってきます。若い人から更年期を指摘されたら、「いつもと様子が違うけれど、大丈夫?」と心配していると解釈してはいかがでしょう。若い人の無礼を怒ったところで虚しくなるだけですからいい年をして感情の抑制が効かなくなるのにとまどう1更年期症状のひとつ更年期になると顔がほてる、汗っかきになる、動悸、息切れがするといった症状に始まって、夜寝付きが悪い、くよくよしたり憂ウツになったり……、これまでにはなかったさまざまな不快症状が顔を出すようになります。

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    そうなると気分も平常心ではいられません。イライラしたり、ちょっとしたことで腹がたったりしやす。くなりがちです。
    また、女性ホルモンのバランスのくずれは感情の中枢である視床下部にも影響を与えるために、感情の抑制が効かなくなるという症状は更年期に珍しいものではありません。ほかにが重なる時期でもあり、かつてないほど大きな精神的負担がかかっていることも考えられます。いい年をしてと自分を責めるのではなく、この年だからとありのままを受け止めると気が楽になるのでは。
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    更年期年齢から始まりま50才前後くらいから物忘れがひどくなるとは、私自身も含めた、更年期の友人ほぼ全員の証言で、物忘れに関する話題になるとそれぞれ体験談が尽きないほどです。
    しかし、更年期を過ぎた60代の先輩たちは、「物忘れがいちばんひどかったのは更年期の頃だった」とも言います。いずれにしても物覚えが急速に低下するのが更年期の時期更年期症状というより、老化現象でしょう。
    ただ、更年期のウツ症状の可能性もあるので注意が必要です。前述したようにウツ状態になると行動とともに思考にもブレーキがかかり、書類を読んでも上の空、人の話を聞いても記憶に残らないということがおこりがちです。たえずメモに残しておく心がけ。
    こんなささいなことが更年期を楽にしてくれる物忘れに歯止めをかけたメモ用紙物忘れを嘆いても始まりません。
    私自身は記憶力の衰えの激しさに恐れをなして、メモ用紙の消費量も多くなりました。
    いと3年ほど前から毎日日記をつけることを心がけています。
    を愛用している更年期女性、多いようです。
    ちょっとした生活の知恵を働かせると、更年期がたいへん楽になります。
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    薬だけが吸収されて

    にずっしりのしかかっている仕事という荷をおろしたい1更年期症状の一つ更年期にあるキャリアウーマンにとって、体力の衰えや元気でやれる時間は限られてきたといった自分の限界を痛切に感じるのは、なんといっても仕事においてでしょう。そんなとき、仕事の理想を高く掲げてきた人ほど荷は重く感じるものです。達成感が得られないとしたら、あせりや挫折感を味わうこともこの時期にはありがちです。しかし、見方を変えるならこれは人生の転換期といえます。
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    はなく、自転車や歩きを楽しもう
    という気持ちになればしめたもの全力疾走で駆け抜けるのも人生ですが、それだけが人生のあり方ではないのはいうまでもありません。とくに寿命が飛躍的に延びている我々の時代は、平均寿命の86才まで全力で走りつづけることなど到底不可能ここらで走って気持ちのいいペースを改めて確認してみるのも悪くないのでは船や自転車、歩きを試してみると見えてくる景色もちがいます。そのうえで、いろんな乗物を使い分けられるようになれれば楽しさがさらに広がります。
    |年を出してしまう自己のきっかけとしめたもの更年期の体力や気力の衰えは、言葉をかえれば無理がきかなくなるということです。

    薬の処方にもかかわります。

    がんばってやってきたことががんばれなくなる、それまで我慢できたことができなくなる、抑制がきかなくなってつい出したくない地金が出てしまうという失態も多くなります。そんなとき、失態を演じた自分をだからダメなんだと責めるのではなく、そんな素の自分を受入れ、中年期から老年期にかけてダメな部分をひっくるめてどう付き合っていくかを改めて考えてみるのはいかがでしょう。
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    もちろん、その逆にまったく食欲をなくしてしまうケースもあります。
    自分が信じられなくなるしたことがないと更年期に入って体力的なことも気力についても否定される出来事が続くと、うのだろう、自分は大丈夫だろうかと思うのは、あなただけではありません。
    ば少しは気が楽になるでしょう。
    この先いったいどうなってしま典型的な症状のひとつと考えれングの、心字を知っていることが更年期をる助けになりまユングはフロイトと並んで無意識の世界に光を当てたスイスの精神医学者として知られています。ユングは「今日のライフサイクル研究の祖」といわれ、とくに中年期に関して心の発達について初めて注目した人として知られています。ユングについては心理学者の河合隼雄さんの一連の著作が入門書としてお勧めです。
    また、中年期あるいは更年期の心の発達に関して理解を深めたいという方には、『中年からのアイデンティティ発達の心理学』岡本祐子、ナカニシヤ出版、『ニュー·パッセージ新たなる航路』G.シーヒィ、徳間書店などが参考になるでしょう。

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    薬のように体内に注入して
    薬のように体内に注入して

    症状があって

    芸は身を助くならぬ知識は身を助くというわけです。
    や医療に頼ら年期と全面るそんな垂、越え方もあるの「中年期には人生の大きな転機がくる」。その大前提を理解し、さらにどんな事態が起きてくるのか認識していれば、更年期に現れる心身のさまざまな諸症状にもみだりに動揺せずに、乗り切れるかも知れません。備えあれば憂いなしは更年期対策にも当てはまります。ただし、それはたしかな情報に裏打ちされてのもの。とくに更年期からは無理は禁物です。いつでも他人の助けを求める柔軟な姿勢が大切でしょう。
    は自力るのがいちばん。
    これもユングの心理学から得た心構えでさまざまな更年期の症状を乗り越えて、より自分らしい後半生の人生をどう切り開くのか。更年期外来も心療内科もカウンセリングもあくまで強力なサポーターです。最終的には転換期を乗り越えて、自分らしく生きられる進むべき道を見つけられるのは、自分でしかないということでしょう。
    が深くなっていく
    ……そんな中年期を知っておくと楽になりま女性にとって更年期はまさに混沌という言葉がぴったりかもしれません。それまであたりまえのようにできていたことができなくなり、見えていたはずの将来が見えなくなったり、わかっているつもりだった自分がわからなくなる。まさに頭の中は混沌として、まるで霧の中に入ってしまったような状況が更年期です。
    てればいいのに
    と気づくのが更年期。

    これも前もって知っておくと楽になりまこれまではずっといろんなことに挑戦し、自分の可能性を試しつつ、領域を広げ続けてきた人が、更年期に入ったとたんに気づかされることはそれは、人生の残された時間の狭まりや自分の能力の限界です。これまでと同じペース、同じ分量でやり続けるのはもう無理と気づいたときに、混沌状態から抜け出すには、身の回りにある過剰になっているものを捨てる。これが第一歩ではないでしょうか。
    仕事を変えた人、人間関係を整理した人、自分自身へのこだわりを捨てた人……。
    年期症状の回復があざやかで、予後も良好のようですが。
    捨て方が大胆な人ほど更台が回転する、「周りに見えるそれまでと違う」。

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    老化の縮図

    治療ができるかもしれない

    「あとは自分の決断だけ。今の自分にとって大切なのはなにかを考えなさい」
    小夜子さんにとって、正面からきちんと向き合って話を聞き、受け止め、適切なアドバイスをしてくれる後山医師の診療方法は、睡眠剤、抗ウツ剤の何倍もの治癒効果があったにちがいありません私が取材のためご自宅に伺ったのは、小夜子さんが校長に電話で退職の決意を伝えた数日後のことです。体験を話し終えたあと、自分自身を納得させるようにこう語りました「考えようによってはA先生との出会いがあったからこそ、自分がこれからどう生きていくのか、あるいは家族のあり方について、改めて考え、それと直面する機会を与えてもらったといえます」
    自分にとって今大切なのはなにか。
    ときには家族をも犠牲にしながらがむしゃらに身を投じてきた学校という現場から離れて、改めて冷静に自分の来し方、行く末を考えたときに出した結論は、これまでとは違う生活でした。人生の休憩時間をたっぷりととったあと、新たな活躍の場を見つけて、再びイキイキと活躍する小夜子さんの姿が見られる日はそう遠くはなさそうです。

    で紹介した体験や症例から生まれた更年期を乗り切る知恵、

    楽にする秘訣年化、それとも仕事のせい?
    その自己判断はしいと知っておきましょう昇進が引き金となってウツ病になるのを昇進ウツ病といいますが、更年期年齢の女性に昇進ウツ病があっても不思議ではない時代なのです。それだけにいまある心身の不調が更年期によるものか、老化現象なのか仕事上の能力の問題からくるものなのか、自分では判断できないことがあります。
    動脈硬化を進展させてしまうかもしれません。

    病気が関係しているのかと心配した母親


    症状が強くなります。

    >症状が顔のほてりやのぼ精神的な症状がつよければ婦人科だけでなく、心療内科、精神科など専門家に相談するのが、症状を重くさせない、長引かせない秘訣です。責任者としての判断ができない1更年期ウツなのひとつあわてないこと最近、決断力が低下して、部下をひっぱっていく自信がない。会社をやめたくなる更年期年齢のキャリアウーマンたちのこうした訴えは、決して珍しくありません。更年期のウツ状態になると、思考力にブレーキがかかるので集中力が低下。書類を何度読み返しても内容が頭に入らず、もの忘れも多くなります。何事も悪いほうに悪いほうに考えてしまうようになるので、物事をなかなか決められません。自信が持てないのです。急にこうした症状を訴えるようになったら、辞職を決意する前に病院を訪ねるのが先決です。自分の今ある症状を更年期桁びつけて考えたことがない1注亍べき点のひとつイライラする、仕事に自信が持てなくなる、不安になるといった精神症状は、更年期にありがちなものだから私はだめなんだと自分を責める前に、専門家を訪ねましょう。精神症状にかぎらず、疲れやすい、動悸、頭痛、関節痛など、検査でどこも異常はなく、にもかかわらず症状が改善されないときには、更年期症状を疑ってみましょう。
    更年期の大きな問題のひとつは、です。
    本人が自分が更年期と気づかず苦しんでいる人があまりに多いということメノポーズを考える会
    ……更年期の女性強い更年期からの女性の充実した人生をめざし、健康に関する情報の収集と提供をしたり、する改善の提言などをボランティアで行っている会です。
    医療機関や行政に対各方面の専門家を講師に招いてフォーラムやメノポーズ講座の開催。また会員を対象にした語り合いの会を毎月第一月曜日に行っています。スタッフによる電話03.335-8001相談は、毎週火木曜日の10時30分から16時30分まで入会などの問い合わせは、電話03.3351。8046です。
    って更年期?
    と気づくのには、なにかきっかけがいるのかもしれま組織で重要なポストについている女性たちにありがちな更年期症状が出るきっかけは、大きな目標を達成したときや面倒な仕事を処理し終えたとき。仕事の緊張が解けてフッと気持ちがゆるんだときが要注意。いわゆる燃えつき症候群と呼ばれるものです。


    ガン働かんとあかん

    生活習慣がゆがんでいて

    医学的に解明するウツっぽい症状があったり、イライラしたり、眠れなくなったり、頭痛や耳鳴りがするといった症状がおさまらないときは更年期を疑ってください。
    自分が無能だからうまくいかないのではない、ウッ蝵せいだと考えましょうウツ状態にあると自分を責めるようになります。自分はつまらない人間だ、能力もないし、自分みたいな上、クヨクヨとこんなふうに思うのは本当に自分が無能でダメ人間だからではありません。ウツという病気がそう言わせているのです。それはウツの典型的な症状の一つと知ると少しは気が楽司では部下がかわいそうせのそになるかもしれません。
    を辞めなかったのがせめてもの救い
    あるよりどころなのウツ状態のときにはとかくものごとを悲観的に考えがちで、正しい判断ができにくい状態です。そのため大事な決断をしてはいけないというのが鉄則です。退職、離婚、転地など、大きな問題は症状が回復してから考えます。また、仕事は大きなストレス源ですが、独身女性にとって経済的基盤であり、精神的に大きなよりどころになっている面も見逃せません。慎重な対応が必要です。

    には偏見を持たずきちんと服用する、治療の最コースHRTは前述したように、卵巣機能の衰退が原因の更年期症状には大変効果的ですが、更年期の万能薬でないのはいうまでもありません。精神症状に関してはどちらかというとサポーター的な役割で、メインは精神科系の薬です。
    ただ、抗ウツ剤や抗不安剤、睡眠薬に対する偏見は強く、「ちゃんと飲む患者さんでも出した薬の5割程度3割しか飲まない患者さんもいます。薬を飲むと、依存してしまうのではないかという不安があるようです。
    薬で『治す』のだと理解していただきたいですね」と、池下育子先生は医師を信頼してきちんと薬を飲むようアドバイスします。
    くそったれ
    という、自分だけのストレス解消の言葉をみつけると楽になりま大声をあげるなり、悪態をつくなりしてストレスを吐き出すのはいい方法でしょう。

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    細胞内で酸化されてエネルギーに換えられます。でも、これはあくまでも心の傷の応急処置。悪態をつきたくなることが多いとしたら、イン。助けを求める必要があります。
    心が少し軽くなります。
    それは心のSOSのサを辞めよ
    と医師から。
    でもを仕事そのものが更年期症状の主な原因だとすると、本橋さんのように退職するのがいちばんの解決の方法でしょう。でも、独身女性の場合、仕事をやめるわけにはいきません。では、どうすればいいのでしょう。症状の改善には休養がいちばん。それがすぐに無理なら、がんばりすぎがよくないと肝に命じ、他人の助けを借りて楽な状況づくりを心がけて下さい。ときには薬の助けを素直に借りるのが基本です。
    年期は神が与えたしばしのー。
    こう考えるだけでも楽になるではありませんか更年期症状のために休養を余儀なくされたりすることがあります。
    しかし見方を変えると、長寿社会にあって、ここらで一休みしなければとてもこの先の長い人生元気に続けられませんよというメッセージを心と身体が送っているのではないでしょうか。
    も経験がある。
    とりあえず病院へ
    言ほど有用なものはありません更年期のウツ状態になったとき、してもらえるだろうか……。
    も体験者のアドバイスは力強い助っ人です。
    だれに相談したらいいのか、秘密は守ってもらえるだろうか、自分を理解人の助けなしには容易に解決できないのが更年期の精神症状です。中でしかし、人の助けを借りて少し楽になるという生き方、がんばって生きてきた更年期の女性に必要な知恵かもしれま上司は全く正反対の反応を示すもの。


    ホルモンバランスを調整する

    こんなことにいちいち驚いてはいけません職場で風邪で熱がある
    と訴えたとします。
    その時「熱を押してがんばりなさい」
    という上司はいないでしょう。ところが、心の風邪といわれるウツとなると上司の対応は真っ二つに分かれます。休みなさい
    といたわる上司。もっとがんばりなさいと励ます上司。後者は、ウツ病に対する理解がまったくない証拠で、励ましはむしろ逆効果になると知らない人です。上司はどんな反応を示すかわかりません。それでも、仕事のストレスが更年期症状の大きな原因になっているときは、症状が重くなる前に上司に相談することはとても大事。解決の早道です。理解してくれる人は必ずいるはずです。えられてももう無理はきかない。
    がんばってはダメ仕事ができる女性ほど更年期の心身の衰えを素直に認めたがりません。でもこれは、エスカレーターを逆走しているようなもの。身体だけでなく、心ももう若いときのように無理はきかない、がんばれないとありのままの自分を理解し受け入れてあげられるようになると、もっと楽に生きられるのですが。
    を持っている女性が更年期ウツになりやすい。
    知っておいていい事実で仕事を持つ女性が感じる社会的なストレスは、専業主婦にはあまり理解できないものです。
    更年期症状の中でも、とくにウソはストレスが大きな要因だけに、なりやすいといえるかもしれません。ただ、取材して感じるのは仕事を持っている女性は、情報収集も的確で病気に対する対応が早い人が多く、その点で回復も早い人が多いような気がしました。
    ただ、その一方で重症になってしまうケースもあると、池下医師はこんな指摘も。
    「会社で重要なポストについていて、自分が更年期で具合が悪いと部下には言えない。ぎりぎりまで弱音をはけない立場にいるケースです。よほど悪くなるまで来院してこないので、受診したときには事態は深刻です」
    そのうえ、立場上、いといいます。通院していることを表に出したくない、そのために保険を使わないでくれという人も多をきちんとやってきたので、あせるないでしょう。

    薬の役目を果たすものとして応用できるんです。

    細胞というサポート

    免疫がなにかしらかかわっているというそう考えてみませんか更年期障害でつらい体験をした人たちに共通していると感じたのは、前半の人生をまじめに人いちばいがんばり続けてきたということ。ですから、更年期になって心身がなんらかのサインを出したときには、必要な人生の休憩時間と悟って、休養に入るか、意識的にペースダウンを心掛けるのが賢明です。あせる必要はありません。
    いまの自分にとって大切なのは何なのか。
    この助言がもつ深い治療効果に注目を中年期は「若いころに設定したみずからの『人生の夢』とその達成感について、改めて問い直されるときでもある。中年期の入口において体験されるこのような否定的な変化は、私たちに自分の人生はこれでよかったのか、本当にやりたいことはなんなのかという自分の生き方、あり方そのものについての内省と問いなおしを迫るものである」岡本祐子さん。自分の人生を問いなおすとき、「いまの自分にとって大切なのはなんなのか」という言葉がキーワードになるのではないでしょうか。
    年年期のことをいちばくしている科と心得ましょう更年期障害は卵巣機能の低下のほかに、環境的なもの、ストレスの感じ方などが大きく左右しているだけにその治療にあたっては、症状の種類別に各科を受診してもなかなか改善されません。
    女性ホルモンの問題から女性のライフスタイル、家族や社会など環境的な問題まで、トータルに患者さんを診てくれるところがいちばんふさわしいのです。こうしたことをふまえて更年期女性の診療にあたっているのが、更年期外来です。、こナこただし、これまでも述べたように、すべての更年期外来が必ずしもそうした理想的な医療を行っているとはかぎりません。この現実も頭の隅に入れ現時点では、なっとくできる医療機関を捜す努力も必要と心得て下さ「私は自力で乗り越えたい!」
    あらたな人生の形に気づけば、新しい自分が発見できます。自力で乗り越えようとするあなたを応援したい精神症状も含めた更年期のさまざまな症状は、HRTや精神科の薬の投薬だけで100%治らないケースが少なからずあります。その治らない何パーセントかは環境的な問題や、本人の性格などに起因していると考えられます。仕事でがんばってきた女性たちにとって、仕事が心身に影響を与えているのはいうまでもないでしょう。